必見!シロアリ被害に遭わないために、シロアリが好む家と寄せ付けにくくする家について解説!

『シロアリ(白蟻)』ー 皆さんはこの言葉を聞くと、どんなイメージをお持ちですか?
ある調査によると、以下のようなものが挙げられるそうです。
日本人のシロアリに対する主なイメージ
1.「家を壊す虫」
一番多いイメージ。
「シロアリ=木を食べて家をボロボロにする害虫」と考えられており、特に持ち家を持つ人にとっては脅威とされています。
2. 「気づきにくくて怖い」
シロアリは目に見えない場所(床下や壁の中)で静かに被害を進めるため、「気づいたときには手遅れ」という印象があります。
羽アリの大量発生などを目撃すると、ショックを受ける人も多いです。
3. 「駆除や修理にお金がかかる」
シロアリ被害が発覚すると、駆除費用に加え、家の修繕費も必要になることが多いため、経済的な不安と結びつくこともあります。
4. 「不衛生」
ゴキブリなどと同様、「見た目が気持ち悪い」「家にいること自体が嫌」という感覚もあります。
5. 「テレビやCMでよく見るもの」
「シロアリ110番」などの駆除業者のCMが頻繁に放送されており、ある程度知名度は高いです。
一方で、実際にシロアリの被害や生態について詳しく知っている人は少ないというギャップもあります。
そうなんです。シロアリは多くの方のイメージ通り、小さい虫ながらも大きな脅威を持つ恐ろしい害虫です。
実は日本の家屋ではシロアリ(白蟻)に十分注意すべきです。
なぜ日本の家屋はシロアリに注意が必要なのか?
1. 木造住宅が多い

日本の住宅は伝統的に木材を多く使用しているため、シロアリの格好の標的になります。
鉄骨造や鉄筋コンクリート造であったとしても、室内には畳や木材が多く使用されているため被害に遭わないわけではなりません。
2. 湿気の多い気候

シロアリは湿気を好むため、日本のように梅雨や高温多湿の夏がある地域では特に被害が発生しやすくなります。
熊本は非常に高温多湿なため、シロアリの多い地域です。
また、海や川の近くの家屋はシロアリの被害に遭いやすいため注意が必要です。
3. 床下の管理不足

古い家や床下の通気が悪い家では、湿気がこもってシロアリが繁殖しやすくなります。
つまり、木造住宅が多い日本ではシロアリ被害は深刻な問題になり得る、という訳です。
その中でも、特にシロアリが好む家屋があることをご存知でしょうか?
そのポイントは主に「湿気・木材・隠れ場所」になります。
シロアリが特に好む家屋の特徴
以下のような条件の家は、シロアリ被害のリスクが高まります。
1. 木材が多く使われている家
・木造住宅(特に古い家)は要注意!
・床下の地面に直接木材が触れている場合、シロアリにとっては格好の餌場です。
・畳や、本物の木材を使ったウッドデッキがある場合もシロアリが好む対象になります。
2. 湿気がこもりやすい家
シロアリは乾燥に弱く、湿った環境を好みます。
それで以下のような状況は建物や床下の湿気が高くなるため要注意です。
・床下通気口をエアコンの室外機や鉢植えなどで塞いだりして、床下の通気性が悪い
・雨漏りがある
・外壁の継ぎ目のコーキングが劣化しヒビが入っている(雨水の侵入)
・水漏れがある(浴室・キッチン・トイレの配管まわり)
・土の地面がむき出しの床下(コンクリートで覆われていない)
・床下換気扇がうまく機能していない
・使用していない床下換気扇を撤去していない(障害物となり換気が悪くなる)
3. 家の周囲に木材や枯れ木などを放置している
建物の周囲に置かれた木材にシロアリが寄ってきて、そこから家屋に侵入するケースが多くあります。
それで以下のような状況は注意が必要です。
・木を植えた時の添え木を撤去していない
・建物の周囲に木材の廃材を長期間放置している
・庭に枕木やウッドフェンス、木の柵などがある
・木製の物置棚を設置している
・本物の木材を使用したウッドデッキやぬれ縁がある
4. 家の構造的にシロアリが侵入しやすい設計
家を建てる時には是非以下の点にご注意ください。
・基礎が低く、地面と建物が近い
・ベタ基礎や布基礎ではなく、ブロック基礎や独立基礎である
・土壁である
・束柱が木製である(地面と木材が近い)
・床下の基礎に断熱材を使用している(基礎コンクリートと断熱材の隙間をシロアリが通りやすくなる)
いかがでしょうか?
このように見てみると、シロアリが好む家とは、実は私たちの身近にあるような感じがしませんか?
それで、
「いつの間にかシロアリの被害に遭っていた…!」
という悲劇の声をよく耳にするのです。
そうです、シロアリは「いつの間にか」建物に被害を加えています。つまり気付いた時にはかなり広範囲に被害が及んでいる可能性が高い、ということです。
そして一度被害が生じてしまうとシロアリ駆除費用のみならず、家屋の修繕費用もかかって高額になってしまうことも…。
色んな意味で恐ろしいシロアリ被害、そんな災いが突然降りかからないために、どんな対策を取ることができるでしょうか??
シロアリを寄せ付けにくくする家にする方法
庭・外回りの環境を整える
木材が大好きなシロアリです。以下の点に注意しましょう。
・木材や廃材を家の近くに放置しない
・木を植えた時の添え木は、必要がなくなったら撤去する
・庭木の根やツタが家に接触しないようにする
・ウッドデッキやぬれ縁は人口木などの非木材を使用する
・枕木を庭や駐車スペースで使用しない
・物置や倉庫は木製のものを避ける
・切り株はシロアリの餌になりやすいため、樹木の本数は最小限にする
・菜園は建物から1メートル以上離して作る
湿気の管理
シロアリは湿った環境を好むため、湿気対策が最重要ポイントです。
・床下換気扇を設置する
・基礎パッキン工法を採用して通気性を良くする
・床下に防湿シートを敷いたり、防湿材を設置する
・家の周囲の水はけを良くする(雨水が基礎周りにたまらないように)
・お風呂・洗面所などの水回りの配管からの漏水を定期的にチェックする
・浴室から出る時には吸水マットなどで水分を良く拭き取る(脱衣所の床や柱の含水率が上がると被害にあう確率が上がるため)
・建物の周囲にはできるだけ物を置かないようにする(床下の風通しのため)
建材の選定・施工時の対策
・防蟻処理された木材を使う(加圧注入材など)
・ベタ基礎にし、基礎を高くする(床下が地面に近いと危険)
・タイル張りの浴室ではなくユニットバスにする
・束柱を金属製にする
・基礎断熱材を使用する場合は最小限にする
・外壁は窯業系サイディング等のコーキングを必要とする材料を使わない(コーキング劣化による雨水侵入の可能性)
・屋上や出窓やベランダを作らない(雨水侵入の原因になりやすい)
上記の対策でできそうなものはいくつあったでしょうか?
もちろん自分の理想の家を建てるために、シロアリ被害のリスクを十分理解した上で上記にあげた点のいくつかを当てはめないという選択は有りだと思います。
その場合、定期的に点検やメンテナンスをすることをおすすめします。
このように、身の回りの小さなことでシロアリの好む環境を少しでも取り除くことができます。
すぐに対策が出来る!と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
とは言っても、家が建っている環境や家の構造、建てられた材質など、変えることのできない要素もたくさんあるものです。
また、自分では出来る限りの対策をしていたとしても、私たちの目の届かない箇所もたくさんあり、完璧にシロアリの侵入を防ぐことは至難の技…というのが現実です。
上記に挙げたような対策をしっかり取っていたのに、シロアリにいつの間にか侵入されていた…ということもあります。
相手は生き物です。
生きるために私たちの想定を超えて侵入してくることは十分に考えられます。
それで上記の点に加え、プロの業者による定期的な点検と薬剤による予防処理をすることをおすすめします。
プロの業者によるシロアリ対策とは?
5年に1度の定期的なシロアリ対策工事

5年に1度は建物床下等で薬剤を施工しシロアリを予防しましょう!
住宅であれば「バリア工法」と呼ばれる方法で予防するのが一般的です。
床下の地面や基礎コンクリート、土台や束柱等の木部に安全性の高い薬剤を施工することで、万一シロアリが建物に入ってきても被害を及ぼす前に死滅させることができます。
また、床下だけではなく床上の施工を行うことで予防効果をさらに高めることができます。
水まわりや玄関・勝手口などの柱や土間(タイル張り面)、玄関や勝手口などの独立壁に薬剤の注入処理を行うことで、シロアリに対してより穴のない完全な状態に近づけることができます。




床上の施工は省略する業者もありますので、工事を依頼する際には前もって十分に確認することが大切です。もし「床上の施工はしなくても良い」と言う業者であれば他の業者を検討してください!
尚、工事を行うと5年間の品質保証が付きます。
ダスキンの充実したシロアリ保証

基本的にシロアリの保証には2種類の保証があります。
一つは再施工保証、もう一つは被害保証です。
再施工保証とは、5年間の保証期間中にシロアリの被害が確認された場合、追加工事を無料で何度でも受けられるというものです。
ダスキンが他の業者と異なる点として、最大2000万円の被害保証(損害補償)が付帯します。
これは5年間の保証期間中にシロアリ被害に遭うと、建物の修繕費用が保証されるものです。
他業者ですと500万円~1000万円の保証の事がほとんどです。
また、被害保証はそもそも無いという業者もありますので、工事を依頼する前に必ず確認してください。
定期点検が大事!

ダスキンでは、さらに5年間の保証期間中に毎年ハウジングチェック(シロアリの点検)にお伺いします。
この定期的な点検は工事をした側の最低限の責任だと考えています。
保証期間中の点検に否定的なシロアリ駆除業者の中には「毎年点検する業者は何かを売りつけようとしている」と言ってくる業者もあります。
当店では、まずそのようなことはありません!
また、工事をしたら5年間はほったらかしで、保証が切れるころに「そろそろ工事をやりませんか?」と連絡をしてくる不誠実なシロアリ駆除業者もたくさんあります。
そのような対応をする業者のことをどう思われますか?
信頼できますか?
ハウジングチェックではシロアリ被害の有無だけでなく、家の周りがシロアリが寄ってくるような環境になっていないかもチェックし必要に応じた環境改善のアドバイスを行います。
その際に、お客様が気がかりに思っている点を相談することもできます。
是非、年に1回はシロアリ専門業者に点検してもらいましょう
プロの目で見れば、小さな被害も、これから被害が出そうな環境も見逃すことはありません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
シロアリに好まれやすい日本の環境や家屋ですが、効果的なシロアリ対策をしっかり取れば安心です!
シロアリに狙われにくい建物周辺の環境づくりと、プロによる予防施工の組み合わせが大事でした。
シロアリで何か気がかりなことやシロアリ対策についてもっと知りたい、と思われる方は当店へお気軽にお問い合わせください。お得なキャンペーンも実施中です!