蚊はかゆいだけじゃない!体に及ぼす怖い影響とは…?!予防と駆除で蚊のいない快適ライフを!

気温も湿度も上がる、暑い夏。
ここ数年は温暖化によって、その暑さは気が滅入るほど。
ただでさえ疲れやすい気候の中で、さらに輪をかけて私たちを悩ますのが蚊の存在です。
蚊が発生しやすい状況は、主に以下のような気温、湿度、季節、環境に関係しています。
蚊が発生しやすい条件
1. 気温
- ・蚊は20℃〜30℃の気温で活発になります。
- ・特に25℃前後が繁殖に最も適しており、活動も盛んです。
- ・15℃以下では活動が鈍り、10℃以下ではほとんど活動できません。
2. 湿度
- ・湿度が高い(60%以上)と蚊にとって快適です。
- ・乾燥した環境は蚊に不向きで、活動が制限されます。
3. 季節(日本の場合)


- ・一般的に5月〜10月が蚊の活動期です。
- ・特に梅雨明け〜夏(6月〜9月)にかけて、気温・湿度ともに高くなるため、蚊の数がピークになります。
- ・地域によっては、温暖な気候のため11月頃まで見かけることもあります。
つまり、温暖化の今では蚊は少なくとも一年の半分ほどの期間生息し、私たちを悩ますという訳です。
蚊に刺されると痒みが生じて不快感を感じるものですが、蚊がもたらす影響はそれだけではありません。
もっと恐ろしい結果を生じさせることもあり、実は蚊は小さいながらも危険な害虫です。
蚊に刺されるのが危険だとされる理由

蚊(特にメス蚊)が危険とされていますが、それは病原体を媒介する能力が非常に高いからです。
以下に、ここ数年熊本で確認されている蚊が原因の代表的な病気を取り上げます。
熊本で確認された、蚊が媒介する主な病気と特徴とは?
1. デング熱
媒介蚊
ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ 等
主な症状・特徴
- ・突然の高熱(39〜40℃)
- ・激しい頭痛
- ・眼の奥の痛み
- ・関節・筋肉痛(特に腰や膝、肘が痛む)
- ・発疹(発症後2~5日目に出ることが多い)
- ・食欲不振・倦怠感
- ・吐き気・嘔吐
など。
これらは7~10日程度で回復することが多いです。
しかしデング熱に1回かかった後、別の型に再感染した場合にデング出血熱・デングショック症候群など、重症化のリスクが高まります。
重症例では命に関わることもあり、入院治療が必要です。
2.日本脳炎
媒介蚊
コガタアカイエカ
主な症状・特徴
感染しても、多くの場合は症状が現れません(不顕性感染)。しかし、発症すると重症化しやすいです。
潜伏期間
約4~14日とされています
発症した場合の主な症状
- 初期症状(風邪に似ている)
- 高熱
- 頭痛
- 吐き気・嘔吐
- 倦怠感 - 脳炎の症状(重症化すると)
- 意識障害
- 痙攣(けいれん)
- 異常行動
- 昏睡
- 運動障害(麻痺など)
日本脳炎は、発症した人の約20~40%が死亡するとされており、非常に高い致死率となります。
生存しても、50%近くが後遺症(知的障害、運動障害、けいれん発作など)を残すと言われています。
小児や高齢者で重症化しやすい傾向にあります。
デング熱は海外での話、日本脳炎は昔の話…などとつい思いがちですが、近年熊本では毎年のようにデング熱が確認され、昨年は日本脳炎を発症した患者も確認されています。
洗濯物を干すために外に出たり、お庭の手入れに出たり、洗車をしたり…と、毎日のように外に出る機会は様々です。
自宅のお庭で子供が遊んだり水遊びをしたりするときには特に注意が必要でしょう。
蚊によって危険な病気が媒介されることや、蚊の生息期間が長くなっていることも含めると、これまで以上に蚊に注意し対策を取ることは大切です。
ではどうすれば、危険な蚊から身を守ることができるでしょうか?
次に、そのポイントを取り上げます。
蚊に刺されないために!できること
蚊の発生を抑えよう!蚊が好む環境を作らない
蚊は、水たまり・湿った環境・草むらを好みます。
特に蚊の幼虫(ボウフラ)は水中で育つため、
・空き缶、バケツ、植木鉢の受け皿、古タイヤ
・排水溝、雨水桝
・岩や地面のちょっとしたくぼみ
などの小さな水たまりでも発生します。



また蚊の成虫は、伸びた雑草や草むらの陰で身を休める習性があります。
自宅の庭で雑草が伸びていると、自宅周辺に飛翔している蚊をおびき寄せることになるので注意が必要です。


それで、蚊の発生を抑えるポイントは
・水たまりができないようにする(水たまりになる物を撤去する)
・庭の雑草をこまめに抜いて通気性を良くする
・植物を植えすぎない
などができます。
また、外に出る際にはできる限り防御しましょう。
・虫除けスプレーを使う
・蚊取り線香などを使って蚊を寄せ付けないようにする
・長袖・長ズボンなどを着用し、肌を露出しないようにする
などの対策を取ることができるでしょう。
とは言っても、小さなお子様やペットを飼っておられるご家庭では虫除けスプレーや蚊取り線香など直接身体に薬剤を吹きつけたり吸い込んだりすることに抵抗を感じる方もいらっしゃることでしょう。
また、蚊の好む場所を知っていたとしても、発生源に気付かず対処できない、場所によっては水溜まりを撤去できない…などという場合もあります。
人体に安全な方法で、蚊の発生源だけでなく、幼虫や成虫もしっかり駆除して安心して過ごしたい!
…そう思われる方には、ダスキンの『蚊の駆除サービス』をご紹介します!
これで蚊は怖くない!ダスキンのプロによる蚊対策
ダスキンでは、蚊の特徴に精通したプロが点検・予防・駆除サービスを行います。
①敷地内を徹底的に点検
蚊の幼虫の発生源となる水溜りを見つけ、除去したり対策をアドバイスします。
蚊の潜む場所となる草むらなどがないかどうか点検します。
②幼虫の駆除(発生源対策)

雨水マスなど、場所によっては水溜りを除去するのが難しい場合がありますので、そこには薬剤を投入し幼虫を駆除し蚊の発生を予防します。
薬剤が直接身体に触れたり、噴煙が出て吸い込む訳ではないので安心です。
③成虫の駆除・予防
敷地内の、成虫の蚊が生息している場所に薬剤を散布し駆除します。
例えば側溝や排水路、雨水枡、植物の枝葉、雑草の生い茂っている箇所など敷地全域に液剤を散布します。

噴霧による散布ですので、小さな隙間にも薬剤が入り込み蚊の駆除には効果が絶大です!
また、場所によってはオプションとして茂みなどに炭酸ガス製剤を噴射して蚊の成虫を駆除することもできます。

さらに、BGモスキテールという蚊専用の捕獲器を設置する対策も取ることができます。
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蚊の捕獲器は屋外に置くタイプで、ニオイで蚊を誘引し捕獲するというもの。
こちらは殺虫剤不使用なので、お子様やペットにも安心してご使用いただけます。
最後に
いかがだったでしょうか。
かゆみによる不快感を与える、というだけでなく時に命や後遺症にも関わる危険な病気を媒介する蚊は決して侮れません。
僅かな水たまりでも大量孵化が可能な蚊は、地球温暖化により分布域が拡大しつつあるばかりか、一年のうちの長い期間で接することになる害虫と言えるでしょう。
蚊の脅威やストレスを減らして、より快適な生活を送っていくために、蚊でお悩みの際は当店へお気軽にご相談ください。
蚊のプロがお客様のニーズに合わせて対策をご提案させていただきます。