熊本でのトコジラミ駆除事例とダスキンのトコジラミ駆除サービスのご紹介
コロナ禍が明けたインバウンド増加に伴ってよく聞かれるようになったワード「トコジラミ」。
以前のブログの中では、宿泊施設様へのトコジラミ駆除・事前予防に関してご紹介させていただきましたが(こちらをご参照ください)、昨今ではこの熊本でもその発生は珍しくない事例となっており、今後ますますトコジラミの被害が懸念されているところです。
特に宿泊施設にとっては、万が一トコジラミが発生・繁殖してしまえば駆除代金や一定期間の営業停止などによる経済的ダメージが生じるだけでなく、場合によっては賠償金や風評被害など大きな損害となることもあります。
国内・海外からの旅行客が増えたことにより、いつどこでその被害が生じてしまうか分からないだけでなく、一度繁殖してしまうと駆除が大変なトコジラミ。
今回は、実際に熊本で生じたトコジラミ駆除事例とダスキンのトコジラミ駆除サービスをご紹介させていただきます。
まずはトコジラミがどのような虫なのか、特徴や性質を見てみましょう。
トコジラミってこんな虫
⑴特徴・生態
トコジラミの体長は5〜8㎜前後で、赤褐色の丸い体をしています。翅は無いので、飛ぶことはありません。
トコジラミは人や動物の血を吸血する外部寄生虫で、人へ直接被害を与える衛生害虫です。
通常は寝室などの、人が睡眠・休憩する場所の近くに潜んでいます。
特に、ベッドや布団の周辺、カーテンや壁の隅など様々な場所に隠れています。
トコジラミは、夜中の人が寝静まった頃に隠れ家から出てきて、ヒトや動物の血を吸います。
幼虫の段階から人や動物の血液を摂取して成長していきます。
トコジラミの発育にとって最適な気温は21℃〜28℃のため寒い冬場は活動が鈍りますが、室温が一定の宿泊施設では季節に関係なく年間を通じて被害が出てしまいます。
トコジラミは産卵数も成長スピードも早いため比較的短期間で数が増えて広がり、気付いた時には大量発生していた…ということもあります。
またトコジラミの寿命は6〜7ヶ月と言われており、繁殖力ばかりか生存力を見ても非常に厄介な害虫と言えます。
⑵生息場所
・マットレスやベッドシーツやベッドカバーなどの寝具
・ベッドボードの裏
・カーテン(特に上部のヒダの部分)
・壁にかけた額の裏や内部
・電気スタンド
・サイドテーブルの引き出しの裏、電話機 など
実に様々な場所に潜みます。
狭い隙間などに隠れていることに加えて明るい昼間は活動しないため、気付かないうちに繁殖している場合があります。
大量発生するとトコジラミは室内の至る所に散在するようになり、カーペットの縁や壁の中にも潜むようになります。さらに大量に発生すると、壁の内部にある配管やケーブルを伝って、隣接する部屋、上下階の部屋に移動することもあります。
部屋の清掃時に、トコジラミが人やリネン類に付いて他の部屋に移ってしまうケースもあります。
それで宿泊施設でいったん発生してしまうと、他の部屋にも容易に拡散する可能性があるため非常に危険です。
⑶被害
トコジラミは主に、人の睡眠中に隠れ家から出てきて血液を吸います。
個人差はありますが、刺されると激しいかゆみを引き起こすのが特徴です。
強いかゆみによって、時に不眠症や神経障害を引き起こす場合もあります。
また、トコジラミが内部に侵入した被害が深刻な家具など廃棄せざるを得なくなる場合があります。
加えて冒頭の部分でも触れた通り、もし宿泊施設で発生したらその被害は甚大になり得ます。
トコジラミ、生態や性質を知れば知るほど厄介な害虫で繁殖は防ぎたいものです。
とは言っても、外部より持ち込まれてしまうため、知らず知らずのうちに発生してしまうことも…。
しかしそんな時も、ご安心ください!
ダスキンでは、トコジラミの特徴や性質に精通したプロのスタッフが駆除します!
実際にトコジラミ被害が生じた宿泊施設でのトコジラミ駆除事例と、ダスキンのトコジラミ駆除サービスをご紹介します。
トコジラミ駆除事例とダスキンのトコジラミ駆除サービス
今回は、熊本県内の宿泊施設での駆除事例をご紹介します。
こちらの宿泊施設様では、一つのフロアの中で数部屋にトコジラミ生体や卵の確認がされました。
先ほども触れましたが、トコジラミやその卵は人やリネン類に付いて他の部屋にも移ります。
そのためそのフロアは全体的にトコジラミが拡散されている可能性が高く、全部屋の駆除をすることになりました。
まずは1回目の駆除施工です。
トコジラミの成虫・幼虫・卵の存在を確認する目視調査をしながら、HEPAフィルターが装着された専用のバキュームで回収します。
ベッドやベッドボードを動かしたり、取り外したりしながら丁寧に生体や卵を吸っていきます。
上の写真の黒い点々は、ベッドボードと壁の隙間に発見したトコジラミの血糞です。
ベッドボードを外し、トコジラミの成虫、幼虫、卵をバキューミングしていきます。
専用バキュームを使ってトコジラミや卵の数を減らした後は、トコジラミに効果的な薬剤を塗布・散布します。
人体への安全に配慮し、直接人の肌に触れる場所への薬剤処理は行いません。
どんな薬剤を使っても卵には効果がないため、このような作業を1ヶ月間に3回行い、前回の駆除の時には卵だったものの、そのあと孵ったものを駆除します。
それに加えトコジラミは1回吸血すると4−10日は動かず、小さな隙間に隠れてじっとしている、という特徴を持ちます。それで駆除作業を1ヶ月間かけて行うことで、部屋に潜むトコジラミを確実に駆除できます。
2回目の駆除施工の際に幼虫を発見しました。
1回目の施工の後に生まれてきた幼虫です。卵は1ミリにも満たない大きさで、乳白色のため白い壁紙などに産み付けられていると目視で発見するのは困難です。
2回目の施工で薬剤を施工し、しっかり駆除できました。
3回目の施工も同様の施工を実施します。
今回の駆除事例では、主にバキューム処理と薬剤の塗布・散布での駆除を行いました。
ダスキンのトコジラミ駆除サービスでは、繁殖レベルや繁殖している箇所によってはドライアイスを使用した施工を行うこともあります。
今回の宿泊施設様は繁殖レベルとしては低かったので、主にバキューム処理と薬剤の塗布・散布での駆除となりました。
以上、見ていただいたようにダスキンでは安心・安全、かつ確実なトコジラミ駆除を行なっております。
また、豊富な駆除実績がございます!
もちろん、トコジラミの駆除を行ったことやご相談や御見積をお出ししたことなど、一切他言することはありません。お客様の信頼にお応えします。
トコジラミ予防をお考えの方、今後に備えて何かしておきたい…などなど、もしトコジラミで気になることなどあれば当店までお気軽にご相談ください!
安心のサービスをご提案させていただきます。